引き寄せの法則を実践しようとしている人たちがよりどころにする存在は、神・ハイヤーセルフ・潜在意識など様々ですが、共通するのは、人間を自分自身を超越した存在・エネルギーへの畏敬です。
どんな存在であれ、自分以外の超自然的存在の力を信じるという心のあり方は、成功に必要なものだと思います。
ご先祖様を敬ったり、パワースポットを訪ねたり、トイレ掃除をしたり、
引き寄せに限らず、人は、そういう存在に願いをゆだねたりします。
斎藤一人さんは、それぞれの人が信じる宗教を信じて良いのですよと話されています。
日本人の場合、多くの人が、その辺は自由ですよね。
大抵の人が、神社にもお寺にも自由に出入りしています。
私は、N・ウォルシュ著「神との対話」という本が好きなのですが、そこでは神とは宇宙そのものという設定になっています。
この本で一番好きな部分は、著者が神に対して、捧げ物や儀式について問うたときの、神からの回答です。
・私は神なのだから、欲しいものがあれば、自分でどうにでもなる。
・私は神なのだから、人間に決まった行動を求めるなら、いくらでも強制的にそうさせることはできる。
そう、神様の望みは、絶対的な存在である神がつくった相対的世界の中で、人々が自由に振る舞って感じる喜びを共有することなんです。
著書の中には「引き寄せの法則」という言葉出てきませんが、願えばかなうという約束は神からの贈り物だとされ、人はこの約束が素敵すぎるゆえに信じないことを神様が残念がっています。
この神様も、個々人がどんな宗教を信じるかも自由であり、それで私(神)の存在や約束が損なわれるわけではないと言っています。
そして、神は、家族であり、友人であり、あなた自身であり、好きなように呼んで、好きなように利用しろとも言っています。
とても、ステキすぎます。
超自然的な存在を、好きなように信じて良いのです。
私の家では、祝い事も葬儀も近くの神社にお願いしています。
その関係もあり、私の世界観の神はアメノミナカヌシ様です。
アメノミナカヌシ様が宇宙そのものであり、アマテラスオオミノカミ様など様々な神々が見守ってくださっているのが、私の世界観です。
それでいて、いろいろな世界観に興味があり(ブレブレの正体はここ)
最近は、脳科学者の苫米地英人著「超訳 般若心経」を呼んだりしています。
苫米地先生によると、般若心経は瞑想のために書かれたお経だというのですね。
別に、引き寄せの法則が宇宙の波動、量子力学と関係していて、仏教は量子力学を解き明かしていたのではないか?という説もあり、ここにも興味があり、学んだらアウトプットさせていただきます。
考えて見たら、私が、引き寄せの法則のようなものに最初に興味をもったのが「マーフィーの法則」でした。マーフィーの法則には、全く関係のない2種類がありますが、もちろん願いを引き寄せる方で、ユーモラスな経験則の方ではありません。
ユーモラスな方には「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」なんて内容があり、「失敗する予知があるなら、失敗する」というのは、引き寄せの法則的にも含蓄があります。
話を戻して、マーフィー博士は聖書を研究された方で、聖書は成功法則を記述したものとされていますね。様々な引用がありますが、マーフィー博士はイエスの「すべてを捨てて私に従いなさい」という部分は、「大成功をしたいなら、良き考えも悪い考えも区別せず思考し、行動していた自分の小さな成功を捨て、思考を整えて行動する人生をはじめなさい」と解釈されているようです。
そう考えていくと、様々な宗教は成功法則のテクノロジーととらえられるのかもしれません。
さて、みなさんは、引き寄せの法則について、どのような世界観を持っていますか?